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Cocoonカスタマイズ PCヘッダーに検索窓を設置する方法

[本記事にはプロモーションが含まれています]

今回はCocoonでPC用のヘッダー部分に検索窓を設置する方法についてまとめます。

Cocoonのヘッダーはサイトタイトル(サイトロゴ)・キャッチフレーズ・グローバルナビゲーションが表示されるのですが、それ以外のコンテンツを表示させる場合はソースをいじってカスタマイズする必要があります。

ちなみにモバイルのヘッダーには検索窓は手間をかけずに設置できますが、PC用のサイトでは用意されてません。

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カスタマイズ1:ナビゲーションの横に検索窓を追加する

まず一つ目はヘッダーナビゲーションと並べて検索窓を配置するパターン。

設置イメージ

wp_nav_menu_itemsというフックを使って追加します。

wp_nav_menu_items
https://developer.wordpress.org/reference/hooks/wp_nav_menu_items/

子テーマのfunctions.phpにコードを追記します。

function add_header_searchform($navi, $args) {
 ob_start();
	get_template_part('searchform');
 	$searchform = ob_get_contents();
 ob_end_clean();
 if( $args->theme_location == NAV_MENU_HEADER ){
  $navi .= '<li class="header-search">' . $searchform . '</li>';
 }
 return $navi;
}
add_filter('wp_nav_menu_items','add_header_searchform', 10, 2);

6行目でヘッダーメニュー(NAV_MENU_HEADER)に表示されるよう設定しています。

CSSで検索窓のスタイルを調整します。

.header-search {
  width: 200px !important;
}

.header-search .search-box {
  margin: 0;
}

.header-search input[type="text"] {
  padding: 8px 14px;
  font-size: 14px;
  border-radius: 14px 14px 14px 14px / 50% 50% 50% 50%;
}

.header-search .search-submit {
  color: #378cb0;
}

カスタマイズ2:ヘッダーロゴの後ろに検索窓を追加する

ナビゲーションよりも上の部分に検索窓を設置します。

Cocoonのヘッダー部分を表示するファイル

cocoon-master > tmp > header-container.php

header-container.phpの21行目あたりのソース。いくつかフックが用意されています。

        <?php //ロゴ前にコードを挿入するためのアクションフック
        do_action( 'wp_header_logo_before_open' ); ?>

        <?php //ロゴタグの生成
        generate_the_site_logo_tag(); ?>

        <?php //ロゴ後にコードを挿入するためのアクションフック
        do_action( 'wp_header_logo_after_open' ); ?>

今回は「wp_header_logo_after_open」フックを使って、検索窓を追加します。

子テーマのfunctions.phpへ以下のコードを挿入します。

function add_header_contents() {
	get_template_part('searchform');
}
add_filter('wp_header_logo_after_open','add_header_contents', 10, 2);

この段階で状態を確認すると・・・

サイトロゴ下にでっかい検索ボックスが表示されました。

CSSで右寄せにしたいと思います。子テーマのCSSファイルで位置を調整します。

.header-in {
  position: relative;
}

.header-in .search-box {
  position: absolute;
  top: 50%;
  right: 16px;
  margin: 0;
  width: 280px;
  transform: translateY(-50%);
}

.header-in input[type="text"] {
  padding: 8px 14px 8px 40px;
  font-size: 14px;
  background: #edf6f9;
  border: 1px solid #9fcde1;
  border-radius: 16px 16px 16px 16px / 50% 50% 50% 50%;
}

.header-in .search-submit {
  left: 3px;
  right: auto;
  color: #378cb0;
}

/*1023px以下*/
@media screen and (max-width: 1023px) {
  .header-in .search-box {
    display: none;
  }
}

モバイルでは表示させないようにするため、1023px以下ではdisplay:noneを指定します。

虫メガネアイコンの配置とかボックスの背景色を変えてアレンジしてみました。

検索窓のformタグをカスタマイズする場合

検索窓を表示するのに

get_template_part('searchform');

を使って表示しています。

formタグの内部もカスタマイズしたい場合は親テーマからsearchform.phpを子テーマにコピーして修正します。

searchform.phpのままだと、サイドバーにある検索窓にも影響してしまうので
searchform-head.phpとか任意の名前に変更します。

ファイル名を変更したら先ほどのコードも変更します。

カスタマイズ1の修正コード:

function add_header_searchform($navi, $args) {
 ob_start();
	get_template_part('searchform-head');
 	$searchform = ob_get_contents();
 ob_end_clean();
 if( $args->theme_location == NAV_MENU_HEADER ){
  $navi .= '<li class="header-search">' . $searchform . '</li>';
 }
 return $navi;
}
add_filter('wp_nav_menu_items','add_header_searchform', 10, 2);

カスタマイズ2の修正コード:

function add_header_contents() {
	get_template_part('searchform-head');
}
add_filter('wp_header_logo_after_open','add_header_contents', 10, 2);

おまけ:ウィジェットを作ってコンテンツを自由に追加する

先の方法だと検索ボックスだけを表示するのが目的だったので、直接searchform.phpを読み込んでいますが、表示するコンテンツを随時変更する場合はウィジェットを使った方が手軽です。

ヘッダーエリア用のウィジェットを作成する

ヘッダー用ウィジェットのコードをfunctions.phpへ記載します。

//ウィジェットを作成
if ( !function_exists( 'register_header_widget_area' ) ):
	function register_header_widget_area(){
		register_sidebars(1,
			array(
			'name' =>'ヘッダーエリア',
			'id' => 'header-widget',
			'description' => 'ヘッダーに表示するコンテンツエリアです。',
			'before_widget' => '<aside id="%1$s" class="widget widget-header widget-header-area %2$s">',
			'after_widget' => '</aside>',
			'before_title' => '<h3 class="widget-header-area-title widget-title">',
			'after_title' => '</h3>',
		));
	}
	endif;
	register_header_widget_area();

外観>ウィジェットを開くと「ヘッダーエリア」というウィジェットが新しく追加されます。

ここへ「カスタムHTML」や、広告用のウィジェットをドラッグ&ドロップで追加します。

CocoonではPCのみで表示される広告用ウィジェット、テキスト用ウィジェットがあります。

作成したウィジェットをヘッダーに表示させる設定

ヘッダーロゴの後に出力するコードをfunctions.phpに追記します。

function add_header_contents() {
	dynamic_sidebar('header-widget');
}
add_filter('wp_header_logo_after_open','add_header_contents', 10, 2);

まとめ

Cocoonのヘッダーに検索窓を表示させるカスタマイズ方法を紹介しました。

今回のカスタマイズはCSSだけでなくfunctions.phpも編集するので慣れていないと難しく感じるかもしれません。

でも編集する前にファイルをバックアップしておけば、失敗しても元に戻せばいいのでCocoonでPCサイトにも検索窓を付けたい場合は挑戦してみてください。

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