綺麗な花を永く楽しみたい。
そんな時に思いつくのがドライフラワーです。
でも、ドライフラワー作りは難しいのではないか・・・
と思っている方もでおられるのでないかと思います。
そこで今回は初心者でも楽しみながらできる「ドライフラワーの作り方」をご紹介します。
そしてドライフラワーは「メルカリ」などのフリーマーケットのほか、「ミンネ」や「クリーマ」などのハンドメイドマーケットでも人気商品として販売されています。
楽しみながら作って、チョットしたお小遣いも期待できる「ドライフラワー作り」始めてみませんか。
ドライフラワーの作り方4つ
ドライフラワーの作り方には大きく分けて4つの方法があります。
花の種類や特徴、作りたいドライフラワーのイメージに合わせて作り方を選びます。
ドライフラワー作り方法の特徴
方法 | 作り方 | メリット | デメリット |
ハンギング | 花を吊り下げて自然乾燥させる作り方 | 簡単につくれて、乾燥中もインテリアとして楽しめる。 | 完成までに時間がかかり、 花色が褪せる。 季節によってはカビやすい。 |
シリカルゲル | 乾燥剤(シリカゲル)を使う作り方 | 縮みがなく花色も鮮やかに残る。季節を問わず作れる。 シリカルゲルは再利用できる。 | シリカゲルのコストがかかる。 入れる容器が必要なので花の大きさが限られる。 |
ドライインウォーター | 水に挿したままにして乾燥させる作り方 | 手間がかからない。 ふんわりとした花の形が残りやすい。 作成中も鑑賞できる。 | 完成までに時間がかかる。 途中で腐りやすい。 茎の細い花は不向き。 色をきれいに出すのが難しい。 |
グリセリン | グリセリンを使う作り方 | 花のボリュームを残せる。 花の色を残しやすい。 | グリセリンのコストがかかる。 茎が細い花は曲がってしまうことがある。 |
1)ドライフラワーの作り方「ハンギング法」
ドライフラワーの作り方(その1)
「吊るして乾かすハンギング法」
ドライフラワーの作り方の中でもっともポピュラーな作り方がこの「ハンギング法」です。
花自体を逆さに吊るして、自然に乾燥させる方法です。
自然乾燥法とも呼ばれます。
ハンギング法の特徴
ハンギング法のメリット
簡単につくれて、乾燥中もインテリアとして楽しめる。
手間がかからず、道具もほとんど必要無いので、気軽に挑戦できるのが特徴です。
ハンギング法のデメリット
逆さまに吊り下げるので、花の形が変形してしまうことがあります。
自然乾燥なので完成までに時間がかかります。
花の色を維持するのが難しい。
雨期や夏場はカビやすい。
ハンギング法に向いている花
ハンギング法に向いている花を選ぶポイント
「ハンギング法」はこちらで詳しく解説しています
2)ドライフラワーの作り方「シリカゲル使用法」
ドライフラワーの作り方は(その2)
「シリカゲルという乾燥剤を使って作る方法」
シリカゲルとは、市販の食品などに入っている乾燥剤のことです。
食品用のものとは別に、粒が細かいドライフラワー専用のものが販売されています。
シリカゲルを使ったドライフラワーの作り方では、この乾燥剤を生花にまぶして乾燥させます。
シリカゲル使用法の特徴
シリカゲル法のメリット
シリカゲルを使う方法は、縮みがなく花の鮮やかな色を残しやすいのが特徴です。
花びらが多くて他の方法では形を残しにくい花でも、綺麗なドライフラワーにしやすいというメリットがあります。
シリカゲル法のデメリット
シリカゲルを使って作ったドライフラワーは、空気に触れるに劣化して色が悪くなってしまいます。
そのため、密閉できる容器に飾るか、レジンやハーバリウムなどに入れる必要があります。
保管方法が限定されるのがシリカゲルのデメリットになります。
シリカゲル使用法に向いている花
シリカゲルは花材の色や形を残しやすいので、色や形が特徴的な花に向いています
「シリカゲル法」はこちらで詳しく解説しています。
3)ドライフラワーの作り方「ドライインウォーター法」
ドライフラワーの作り方は(その3)
水に挿したまま乾燥させる「ドライインウォーター法」
ドライインウォーター法とは、花をごく少量の水に挿しながら、花の水分を少しずつ蒸発させていく方法です。
花瓶などに1〜5cmほどの少量の水を入れて、花を挿しておく。
日の当たらない風通しのいい場所において、水は変えずにそのまま置いておく。
季節により違いますが、1〜3週間ほどでドライフラワーが完成します。
ドライインウォーター法の特徴
ドライインウォーター法のメリット
容器にお花を挿して飾りながら乾かしていく方法なので、ドライフラワーになるまでの過程も楽しめる方法です。
吊るすなどの必要がないので、花の形が変形しにくいやり方です。
ドライインウォーター法のデメリット
茎が弱い花は茎が曲がってしまう可能性があります。
またハンギングと同様にきれいな色を残すのが難しいです。
ドライインウォーター法に向いている花
「ドライインウォーター法」はこちらで詳しく解説しています
4)ドライフラワーの作り方「グリセリン使用法」
ドライフラワーの作り方は(その4)
「グリセリンを使う方法」
花にグリセリンを吸い上げさせてドライフラワーにする方法です。
この方法は自然な形で花を残したい時に有効な方法です。
グリセリンを用意して、グリセリンとお湯を1対3の割合で混ぜます。
上記で混ぜた液体を冷まして入れた花瓶に花をさします。
冷暗所で1週間〜10日ほど保管します。
葉や花びらに溶液が染み出すと完成です。
グリセリン使用法の特徴
グリセリン法のメリット
グリセリン法は、花のボリュームをあまり落とさずにドライフラワーにすることができます。
花の色も比較的残しやすいですのが特徴です。
グリセリン法のデメリット
グリセリン溶液を用意するために、多少コストがかかります。
茎が細くて曲がりやすい花は、乾く前に首の部分が曲がってしまうことがあります。
グリセリン使用法に向いている花
「グリセリン使用法」はこちらで詳しく解説しています
ドライフラワーを長く楽むためのアイテム
ドライフラワー色あせ・型崩れ防止スプレー
ドライフラワーも、時と共に花が色落ちしたり形崩れが起きます。
このスプレーをかけておくことで、ドライフラワーの色落ちや型崩れを防ぐことができます。
ドライフラワー専用の虫除けスプレー
ドライフラワーには「シバンムシ」という虫が湧くことがあります。
一度大量発生すると残念ながらドライフラワーを処理しなくてはいけないこともあります。
このドライフラワー専用の虫よけスプレーをかけておけばの「シバンムシ」などの繁殖を防ぐことができます。
『シバンムシ」についてはこちらで詳しく説明しています
ドライフラワーの作り方:まとめ
この記事では初心者でも楽しく始められる「ドライフラワーの作り方」を4つ紹介しました。
ドライフラワーの作りに大切なのは、摘んですぐの新鮮な花を使うことです。
新鮮な花を使ってつくると色褪せしにくく、失敗も少なくドライフラワーが完成します。
ドライフラワーはミンネ・クリーマでも人気の商品
先にも書きましたが、ドライフラワーは「メルカリ」などのフリーマーケットのほか、「ミンネ」や「クリーマ」などのハンドメイドマーケットでも人気の商品として販売されています。
あなたもドライフラワーを楽しく作って、余裕ができたらメルカリやミンネ・クリーマなどで販売してみてはどうでしょう。
楽しく作って、売れたらお小遣いにもなる素敵な趣味「ドライフラワー」
ぜひあなたも「ドライフラワー作り」に挑戦してみてはいかがでしょうか。
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【手元に置きたい一冊】おすすめドライフラワーの本
ドライフラワーの基本から多彩なアレンジ方法まで提案しています。