ビーチコーミングとは、海岸や浜辺の漂着物を収集することです。
海岸などを散歩していると、貝殻、化石、シーグラス、流木、海洋生物の骨や甲殻類の殻などが見つかります。
海からの贈り物として、収集して楽しむほか、ハンドメイドの材料などとしても一定のニーズがあります。
今回は、ビーチコーミングで楽しみながら稼ぐ副業、貝殻の拾い方や処理方法・販売方法をまとめてみました。
海岸で漂着物を拾う際の注意点についても、説明していきます。
拾った貝殻が売れる理由
海岸に落ちている美しい貝殻を拾った経験がある人も多いと思います。
とてもかわいく綺麗な貝殻なら思い出に拾って帰りたいものですよね。
観光地など海岸いけば、お土産売り場にキレイな貝殻が商品として販売されています。
綺麗な貝殻はそれ自体が商品として価値があります。
購入者は部屋に飾ったり、アクアリュウムに入れたり工夫を凝らして楽しんでいます。
さらにハンドメイドなどの材料としての需要もあり、拾った貝殻やシーグラス、流木などの漂流物がメルカリやミンネ、クリーマなどでも売られています。
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貝殻拾いの注意点
貝いも含めて生きている海の生物をとることは、漁業権により違法になることがあります。
貝殻やヒトデ・サンゴの死骸であれば、条例等で禁止されている区域でない限り拾うことは可能です。
ビーチコーミングを行う際は、看板などで告知されている禁止事項などを必ずチェックしましょう。
貝殻はメルカリでも売れている
実際にメルカリを見てみると、数十個ほどの貝殻をセットが300円から、珍しいもので数千円で販売されています。
欲しい人にとっては貝殻の詰め合わせセットが300円で買えればお得という印象もあります。
またシーグラスも貝殻とほぼ同じような価格帯で販売されています。
やはり売れ筋はセットで300円~500円前後です。
ご存じ通りシーグラスは、海岸や浜辺で見つかるガラス片です。
割れたガラス製品の破片が、波や石・砂などに揉まれて角が取れて丸くなったものです。
シーグラスも貝殻同様、アクアリュウムやハンドメイドの材料としてメルカリでよく売れています。
貝殻以外で売れている物
海岸を散歩していると貝殻以外にも色々な漂着物が流れ着いています。
貝殻やシーグラス以外で売れているものは、アクアリウムやインテリアでもニーズがある流木も人気です。
一度海水に浸かった流木を販売する際には、汚れを落としたり塩抜き処理が必要で手間がかかりますが、その分貝殻よりに単価が高く数千円でも売れるいるものもあります。
流木の洗浄方法は後ほど説明します。
流木のほか売れる漂着物としては、ヒトデや珊瑚などの死骸です。
このヒトデやサンゴの死骸もオブジェやアクアリュウムとしてニーズがあります。
拾った貝殻や流木を商品化する
拾った貝や流木をそのまま出品することはNGです。
貝を買ってくれるユーザーは、その貝を色々なものに利用するために購入してくれます。
アクアリュウムの材料として、小物入れのアクセントとして、ハンドメイドの材料、子供の工作材料としてなど。
見た目はもちろん、汚れや臭いを取り除いたきれいな状態にして初めて商品と言えます。
拾った貝殻の洗浄方法3つ
洗浄方法は誰でも思いつく方法です。
シッカリ洗浄して汚れと臭いを除去しましょう
1)真水で繰り返し洗う
拾った貝殻の洗浄方法(その1)
真水で繰り返し洗う
2枚貝などは歯ブラシなどを使って真水で表裏を繰り返し洗えば、ほとんどはこの方法で綺麗になります。
綺麗になったら日陰干しの要領で風通しの良い場所でシッカリ乾燥させましょう。
2)煮沸する方法
拾った貝殻の洗浄方法(その2)
煮沸する
巻貝などは、水洗いだけでは十分にきれいにならない場合があります。
水洗いの段階で巻貝の内部までしっかりチェックしながら繰り返し水で洗い流します。
さらに、鍋に真水と巻貝を入れて沸騰したら5分ほど煮沸します。
さらに真水に浸けて3~4時間おきに水替えを何回か繰り返せば概ね綺麗になります。
綺麗になったら日陰干しの要領で風通しの良い場所でシッカリ乾燥させましょう。
3)漂白剤につける
拾った貝殻の洗浄方法(その3)
漂白剤につける
煮沸も面倒だと思う方は漂白剤を使う方法もあります。
こちらもやはり水洗いの段階で巻貝の内部までしっかりチェックしながら繰り返し水で洗い流します。
各漂白剤に書かれているつけおき洗い用の濃度に薄め、そこに水洗いした貝を入れて1日程度置いておきます。
その後、また真水で丁寧にゆすぎます。
綺麗になったら日陰干しの要領で風通しの良い場所でシッカリ乾燥させましょう
POINT
漂白剤は塩素系かアルカリ性のものを選び、1日程度浸けてからしっかりと濯ぐ必要があります。
酸性の表示があるものは貝殻が傷んでします場合があります。
また漂白剤の臭いが気になるという方は、酢・アルコール・重曹なども試してみてください。
流木の洗浄&アク抜きの方法4つ
次に流木の洗浄・アク抜きに関して説明します。
アクアリウムに欠かせないアイテムとして流木を購入する方も多いです。
拾ってきた流木は、なんの処理をしないで水槽の中に入れると、塩分やアクが出てきてしまうことがあります。
流木のアクは、腐植酸と呼ばれる成分で、飼育する魚にはそれほど悪影響を与えないということですが、水槽の水を黄色く変色させてしまう原因になります。
そこで流木を販売する際は、流木の洗浄、塩抜き・アク抜きをしっかり行いましょう。
1)流木を水につけ置きする
流木の洗浄&アク抜きの方法(その1)
流木を水につけ置きする
やり方は非常に簡単。
流木を水に沈めておくだけでアクを抜いていく方法です。
流木を沈めておいて、時々水を交換してあげるだけです。
特に大変な作業はありませんが、アクを抜くのかなり時間がかかります。
色が出なくなるまで、1か月から2か月程度かかります。
大きさや形状によっては半年以上かかる場合もあります。
急いでいない、手間をかけたくない、という方におすすめの方法です。
2)流木を煮沸するする
流木の洗浄&アク抜きの方法(その2)
流木を煮沸するする
流木を煮沸してアクを抜きます。
鍋に入るサイズ小さいめの流木向けの方法です。
野外などで大きな鍋を使えるなら、大きいサイズの流木にも有効な方法です。
やり方は簡単で、鍋に流木が浸かるくらいの水をはり、1時間ほどグツグツ煮沸します。
水を入れ替えて、出来ればこれを2~3回繰り返すとさらに有効です。
この方法はアクが抜けるだけでなく、流木の殺菌や水に沈みやすくなる効果も期待できます。
POINT
使う鍋は、衛生面を考えて貝や流木専用にして、料理で使う鍋とは別に用意するのが良いと思います。
3)アク抜き剤を使う
流木の洗浄&アク抜きの方法(その3)
アク抜き剤を使う
これは市販のアク抜き剤を使う方法です。
アク抜き剤を使用すれば、手間と時間が節約できて簡単にアクを抜くことができます。
バケツなどに水をはって流木を沈めた後に、アク抜き剤を入れて1日から2日ほど放置するだけ。
アクが抜けたらアク抜き剤の成分を流すために、きれいな水に浸けて再度1日から2日つけ置きするとより確実です。
アク抜き剤はそれほど高価ではないので、とても簡単なアク抜きの方法としてはイチオシです。
4)重曹を利用する
流木の洗浄&アク抜きの方法(その4)
重曹を利用する
もし自宅に重曹があれば、アク抜き剤の代用として利用できます。
重曹は料理や汚れ落としなどで広く使われる弱アルカリ性の粉末です。
使い方はアク抜き剤と同様、バケツなどに水をはって流木を沈めた後に、重曹を入れて1日から2日ほど放置し、その後きれいな水に浸けて再度1日から2日つけ置きしてください。
色んな用途に使える重曹もそれほど高価ではないので、アク抜きの方法としてもおススメです。
まとめ:ビーチコーミングで稼ぐ
海岸がすぐ近くにある人は、ビーチや岩浜での散歩を日課にしている方も多いでしょう。
散歩中には色々な漂流物を見つけることができます。
日々の日常の中でビーチコーミングを楽しむことができる生活は誰もがあこがれる事でしょう。
拾った貝殻やシーグラス、流木はメルカリなどで販売できますが、一部のレア物以外は大きな利益にはなりません。
利益だけを考えたら些細なものかもしれません。
でも楽しみながら集めた貝殻や流木を綺麗に処理してメルカリで販売してみる。
または自らが貝殻やシーグラスを利用してハンドメイド作品を作って「ミンネ」や「クリーマ」で販売してみる。
そして少しでもお小遣いになればちょっと嬉しい。
そんな感じで取り組めたら楽しいですね。
ビーチコーミングで楽しみながら副業はいかがでしょうか。
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