繊細でかつ華やかな「かすみ草」
かすみ草は生花やドライフラワーとして、誰からも愛される人気の花です。
そんな真っ白で清潔感のあるかすみ草を、カラフルに着色して特別な花を楽しむことができます。
今回は、100均のインクを使ってかすみ草を着色して、長く楽しめるカラフルなドライフラワーにする方法を紹介します。
着色されたカラフルなかすみ草をドライフラワーとしてそのまま飾るのも良し、さらにハーバリウムに仕立てて楽しむこともできます。
プレゼントとしても人気のカラフルなかすみ草のドライフラワーに挑戦してみましょう。
かすみ草の着色の方法はとっても簡単、楽しみながら作れます。
かすみ草の着色で準備するもの
今回はかすみ草にカラフルな着色をして、ドライフラワーに仕立てる方法をご紹介します。
先ずは、かすみ草にカラフルな色を着色していきましょう。
上記写真のかすみ草の着色に必要な材料は以下の通り。
生花のかすみ草以外は100均で揃います。
1)かすみ草
かすみ草の着色で準備するもの(1)
「かすみ草」
かすみ草の着色で準備するもの「かすみ草」
着色するかすみ草は、新鮮な元気の良いものを用意しましょう。
花が開いているものの他、ツボミでも可愛く染色できるので、自分好みの状態のかすみ草を用意してください。
2-1)100均のプリンター用インク
かすみ草の着色で準備するもの(2-1)
「プリンター用インクかすみ草」
今回は100均で購入できるプリンター用のインクで染めていきます。
プリンター用なのでマゼンダ・イエロー・シアン・ブラックがそれぞれ100円で手に入ります。
またインク調合セットとして透明・イエロー・ピンク・ブルー・グレイの5本セットが500円でダイソーで販売されていました。
インクは各色混ぜ合わせ可能なので、好みの色に調整することもできます。
【注意!】
因みに絵の具を薄めても、染色することはできないので注意してください。
絵の具は色の粒子が大きく、花が吸い上げることができないので、花の染色には利用できません。
2-2)食紅でも着色可能
かすみ草の着色で準備するもの(2-2)
「食紅でもOK」
かすみ草の着色は食紅を使うことも可能です。
小さなお子様やペットがいる家庭で、万が一の誤食が心配な方は、プリンターインクの代わりに食紅を使っておくと安心です。
「食紅」というと赤というイメージが強いですが、「赤」のほか「青」や「黄色」「緑」や「黒」などの食紅もあります。
ネットショップなどで手軽に購入することができます。
水に溶かす食紅の量で色の濃淡を調節することも可能。
また、インクと同様に色を混ぜることでオリジナルカラーも作ることができます。
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3)花を挿す容器
かすみ草の着色で準備するもの(3)
「透明の容器」
インクの吸収状態が分かるように透明の容器がおすすめです。
インクを入れて花を挿すので、倒れないような容器を選びましょう。
今回は100均で購入したガラスの花瓶を使用しました。
花瓶の重さで、支えがなくてもかすみ草が倒れずに済みました。
100均インクで「かすみ草」の着色方法
▲インク入りの花瓶にかすみ草を挿しました
材料がそろったところで、さっそくかすみ草に着色していきましょう。
かすみ草の着色の手順は以下の通りです。
とっても簡単です。
1.容器にインクを入る
かすみ草の着色方法手順(その1
容器にインクを入る
100均で購入したインク各色、マゼンダ・イエロー・シアン・ブラックをそれぞれに容器に入れてます。
各色を混ぜてオリジナルカラーを作ってみても楽しいです。
2.かすみ草を挿す
かすみ草の着色方法手順(その2
かすみ草を挿す
インクの入った容器にかすみ草を挿します。
切り口が傷んでいるようであれば、インクを吸いやすい様にハサミでキレイにカットしましょう。
倒れないように気を付けてあとはそのまま待つだけです。
以上で簡単にかすみ草の着色が完成です。
着色の濃淡はお好みで
▲花瓶にさして1時間経過後のかすみ草
花瓶にさして10分ほどで色が変わり始めます。
時間の経過とともにかすみ草に着色されていく色が濃くなってきます。
上記の写真は1時間経過後の色合いです。
淡い色合いがお好みであれば1時間でうっすら染まったかすみ草に仕上がります。
色の変化を見ているだけで楽しいです。
時々、着色の色合いをチェックしてお好みの色で切り上げましょう。
濃い色合いに仕上げたい方は1日ほど挿しておけば鮮やかな色合いのかすみ草が出来上がります。
プレゼントやインテリアにも最適
カラフルで綺麗に染まったかすみ草を花束にすれば素敵なインテリアになります。
またプレゼントにすれば、きっと喜んでもらえることでしょう。
お好みの色に染められたかすみ草は、誰にも人気の贈り物になります。
カラフルなかすみ草のドライフラワー
かすみ草のドライフラワー作りはとっても簡単
綺麗に染まったかすみ草を少しでも長く楽しみたいと思うなら、ドライフラワーにするのもおすすめです。
かすみ草をドライフラワーにするのもとっても簡単です。
着色したかすみ草を茎を麻ひもでしばって、かべに吊るせば数日で、かすみ草のドライフラワーが完成します。
この方法は「ハンギング法」というドライフラワーを作る方法の一つですが、吊るしておく間もインテリアとして楽しむことができます。
ハンギング法の成功のポイントは、風通しの良い室内で直射日光が当たらない場所に吊るすことです。
かすみ草はシリカゲル法がおすすめ
上記の「ハンギング法」は手軽にドライフラワーができる方法ですが、今回はせっかく綺麗に染めた色を少しでもキープするために「シリカゲル法」がおすすめです。
シリカゲルとは乾燥剤のことで、食品などにも用いられていますね。
「シリカゲル法」はドライフラワー専用のシリカゲルを使ってドライフラワーを作る方法です。
密閉容器にシリカゲルを敷き、そこに着色したかすみ草を入れて上からもシリカゲルをかけます。
蓋をして数日置くとドライフラワーになります。
ドライフラワー作りでシリカゲルを使うと、生花のように色鮮やかにドライフラワーにすることができます。
着色されたかすみ草をドライフラワーにする際は「シリカゲル法」もおすすめの方法です。
ドライフラワー用のシリカゲル乾燥剤も販売されています。
ドライフラワー用のシリカゲルは、お菓子などで使うシリカゲルよりも粒が細かく砂状です。
粒が細かいので、花びらなどのすき間にも入りやすく花びらなども痛めにくいのでおすすめです。
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▼花色も鮮やかに残る「シリカゲル法」はこちらで詳しく解説しています
かすみ草のドライフラワーを長持ちさせるアイテム
せっかく作ったカラフルなかすみ草のドライフラワー
少しでも長く綺麗に楽しみたいですね。
以下にドライフラワーを長く楽しむためのおすすめアイテムを紹介します。
色あせ・型崩れ防止スプレー
繊細でカラフルなかすみ草のドライフラワーの色あせ・型崩れ防止におすすめのスプレー。
このスプレーをかけておけば、可愛いかすみ草のドライフラワーの色落ち型崩れを防ぎます。
▼ドライフラワー専用色あせ・型崩れ防止スプレー
ドライフラワー専用の虫除けスプレー
かすみ草のドライフラワーの虫よけにおすすめ。
ドライフラワーにつく虫「シバンムシ」の発生を防ぎます。
ドライフラワー専用の防虫スプレーで手軽に虫湧き防止として使用できます。
防虫効果のほかに、静電気防止もしてくれるので、ほこり防止にもおすすめです。
▼ドライフラワー専用の虫除けスプレー
▼ドライフラワーの天敵『シバンムシ」対策はこちらで詳しく説明しています。
▼ドライフラワーの天敵『シバンムシ」対策はこちらで詳しく説明しています。
着色かすみ草のドライフラワー:まとめ
今回は、100円ショップのインクを使ってかすみ草を着色して、長く楽しめるカラフルなドライフラワーにする方法を紹介しました。
プリンター用のインクを入れた容器に挿しておくだけで、簡単にカラフルに着色されたかすみ草が出来上がります。
小さな子供やペットがいる家庭ではインクの代わりに「食紅」を使ってもかすみ草の着色ができます。
(※絵具では着色できません)
結婚式や卒業・入学式、誕生日などに、花束やブーケにしてプレゼントすれば、きっと喜んでもらえます。
さらにドライフラワーやハーバリウムに仕上げれば、カラフルなかすみ草を長く楽しむことができます。
着色したかすみ草をドライフラワーにするには「シリカゲル法」がおすすめです。
(※シリカゲル法が面倒な方は、吊るすだけのハンギング法でもOKです)
ぜひ、ご自宅で試してみてはいかがでしょう。
着色されたかすみ草もネットで手軽に購入できます。
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ドライフラワーの基本から多彩なアレンジ方法まで提案しています。